命の重さ

女性が持つピンクのハート

あまりにも悲しい事件が多いです

ニュースを見ていると、毎日のように誰かが不幸にも命を奪われてしまうという事件が発生しています。
看護師として仕事をしている私にとって、簡単に命を奪われるような事件を耳にするたびに悲しい気持ちになってしまいます。
私のような医療に携わっている人は命を救うために仕事を頑張っているのに、簡単に他人の命を奪ってしまうような人が存在している事実が残念でたまりません。
あまりにも命を軽視している人が多いのは、メディアの影響も大きいと思います。

あってはならない事件

海外では様々な地域で紛争が起こっていますが、特に問題視されているのが「イスラム国」です。
日本では考えられないような痛ましい事件が連日テレビなどのメディアを通じて放送されていました。

特に問題視されたのがインターネットで誰でも閲覧できるような動画投稿サイトです。
テレビでは編集されたものが放送されていましたが、インターネットでは全く編集されていない状態の悲惨な映像が流されていました。
中には未成年者が閲覧してしまい、大きなショックを受けた事例もあったそうです。
インターネットは本当に便利なものですが、使い方によっては恐ろしい存在であることがよくわかる事件でした。

そして、起こってはならない事が現実に起こってしまったのが、悲惨な映像の内容を模倣したと思われる事件です。
事件を引き起こしたのは未成年者だったということですが、成人だろうと未成年者であろうと人の命を奪ってしまった事実は変わりません。
未成年者であるがゆえに命の重さをしっかり理解できていなかったという理由にはなりません。

この事件に限らず、人の命を身勝手に奪ってしまった人たちには、命の重さをしっかりと理解させなければいけません。
どんなに反省の言葉を述べたとしても、表面上反省しているように見せかけて、心の中では嘲笑っているのかもしれません。

一人一人の人生があるからこそ重い

私達は誰もがたった一人でこの世に誕生したわけではありません。
両親がいて、しっかり愛情をかけて育ててくれる人がいて、これまでにたくさんお世話になった人もいますし、自分が世話をした人もいるはずです。
たくさんの人と関わりながら、それぞれが違う人生を歩んでいます。

もちろん、全ての人が良い事ばかりしているのではなく、悪い事ばかりして他人に迷惑をかけっぱなしの人もいるでしょう。
それでも、誰もがこの世に生まれていつかは死を迎える日が訪れるという結果は同じなのです。
だからこそ命の重さに差が生じるはずがなく、誰もが同じだけ命の重さを持っているのだと考えることが大事です。
世の中の全ての人たちが子供の頃から命の大切さをしっかり教えてもらって、大人になってからも忘れないで過ごせる日が来てほしいです。