夜勤明け

夜勤明けで休息を取る女性

その日によって行動が違います

夜勤は看護師の仕事で最も辛いと言っても良いほど精神的・肉体的なダメージが大きいものです。
看護師を志した段階で夜勤があることは十分理解して覚悟をしていたつもりですが、やはり夜勤は大変なものです。
日中よりも明らかに人手が足りないので、患者さんに何らかの異変が生じた場合や急患が入った時の慌ただしさは日中と違います。

本当に看護師の仕事は大変だなと思い知らされるものですが、その分やり甲斐を感じるのも事実です。
そんな気苦労をしながら夜勤を終え、ようやく帰ることができると思うほど開放的な気持ちが大きくなります。
夜勤明けには気分がハイになっているので、いつもとは違う行動をとりたくなることがあります。
逆に、心身ともに疲れ果ててしまって、とにかく早くお布団に入りたいと思うこともあるものです。
私が夜勤明けにどんな行動を取っているのかは、だいたい2パターンに分かれています。

気持ちが高揚している時

夜勤明けだというのに元気が有り余っている時があるものです。
確かに体が疲れているのは実感できますが、それでも頭がしっかり冴えているので家に帰ろうという考えがなかなか湧きません。

自宅に戻らずにそのまま買い物をして過ごすことも多いです。
夜勤を頑張ったご褒美に…と自分に言い聞かせながら新しい服を買いに行ったり、前から欲しかった雑貨を買ったりしています。
体を動かしたくてウズウズする時にはスポーツジムに行って汗を流すこともあります。
息子とゆっくり遊ぶ時間もしっかり設けようと思っています。
何となく仕事をやり遂げた!という達成感を感じやすいので、気持ちがハイになりやすいのだと思います。

気持ちが沈んでいる時

夜勤明けだからといって、常に気分が高まっているとは限りません。
あまりにも内容が濃い夜勤だった場合は、どこにも寄らずにまっすぐ家に帰ってきて、そのまま眠ってしまうこともあります。
疲れを感じている時にはとにかく眠るようにして疲れを回復させなければいけません。
本能的に眠りを欲してしまうのはある意味仕方がないことだと思います。

ただ、息子に対しては申し訳ないなと思います。
夜勤明けでようやく帰ってきたと思ったら、息子は既に登校していたという寂しい事例もあります。
家族とすれ違いの日々が続くようでは、ただの同居人としか見られなくなってしまうかもしれません。
できるだけ夜勤明けでも家族と話す機会を大事にして、過ごしたいと思います。

このように夜勤明けは私の場合、おおまかに二通りの過ごし方です。
どちらも一長一短の特徴があるものなのでどんな過ごし方が正しいとは言い切れません。
ただ、息子に寂しい思いはできるだけさせたくないと思っているので、息子のことを第一に考えたいと思います。