看護師のボーナス事情

通帳を確認する女性

看護師のボーナス事情

どのような仕事をしていても、正社員であればボーナスが気になるものです。
いくらくらいもらえるのか、どのような時期にもらえるのかは気になるものですが、なかなかほかの人に聞くことができません。

そこでここでは看護師のボーナス事情を紹介します。
これから看護師として働く人が参考にするのはもちろんですが、現在看護師として働いている人も自分との比較をして参考にしてみてください。

ボーナスの支給時期

病院勤務の看護師の場合、ボーナスは一般的な企業と同じく夏と冬の2回支給されることが多いです。
夏は6月か7月、冬は12月に支給されます。

ボーナスが支給されるには半年の査定期間があり、条件を満たしてなければなりません。
そのため4月から働き始めた新人の場合には夏のボーナスは対象外となり受け取れなかったり、寸志程度の少額を受け取ったりすることが多いです。
冬からは新人の看護師も本格的にボーナスを受け取れるようになります。

ただしボーナスは法律で支給が義務付けられているものではありません。
病院によってはボーナスが年に3回あり春にも支給されるというところもありますし、ボーナスがないというところもありますし、経営状況によってはボーナスがカットにあることもあります。

ボーナスの支給額

看護師のボーナスは統計によると男性看護師の平均が82万円、女性看護師が81万円といわれています。
これは平均値であり継続年数や病院によっても違うものです。

看護師の仕事は様々な仕事の中でもボーナス支給額は高いと言われています。
医療従事者の中では看護師や准看護師はボーナスの金額の上位10位までに入る支給額です。

ボーナスは基本給をベースにして計算がされます。
一般的には基本給の3.5か月から4.5か月分が支給されますが、病院のルールによっても違うので必ずしもこの金額とは限りません。

看護師のボーナスの支給額は額面通りではないです。
額面の金額から社会保険料や源泉徴収税といったものが引かれます。
それ以外にも福利厚生費用や組合費といったものが引かれることもあるので、額面の金額と実際にもらえる金額にはある程度差が出ることを理解しておきましょう。

一般的に病院の規模が大きいほどボーナスの支給額は高くなります。
ほとんどの病院では年齢があがるにつれて支給額は高くなる傾向があり、50代になると上昇率が落ち着くことが多いです。

都道府県によって病院の数や看護師の数が違います。
そのため患者の数や忙しさにも差があるため、地域によっても看護師のボーナスの金額は違うものです。
自分のボーナスが妥当であるかを知るためには同じ地域で同じくらいの規模の病院の金額で判断すると参考になります。