自衛隊看護師の仕事とは
自衛隊病院で働いている看護師は特別職国家公務員という扱いです。
一般的な病院やクリニックの看護師とは違い、衛生要員として配置されています。
自衛隊の一員として看護業務を行うのです。
そのため看護業務を行うだけでなく自衛隊員としての教育も受けることになります。
自衛隊管轄の病院で看護に携わりますが、災害や有事の場合には看護要員として出動し自衛隊の活動を助けることもあるのです。
自衛隊で最前線で活動するため、一般の看護師よりも体力も必要ですしハードな場面も多くあります。
自衛隊看護師の活動範囲
活動の範囲も日本だけではありません。
海外を含む現場でも救命活動を行う必要があります。
海外での災害には自衛隊員だけでなく自衛隊看護師もともに出動して自衛隊員だけでなく現地の被災者のケアも行うのです。
そのため日本ではもちろんですが海外でも欠かせない存在となっています。
自衛隊看護師の衛生科
自衛隊には衛生科という職種があります。
この中に所属するのが自衛隊看護師です。
自衛隊の衛生科には医師や看護師、薬剤師といった人たちが在籍しています。
衛生科の二無は衛生科部隊や駐屯地での医務室、自衛隊病院といった場所が配属先です。
そのため自衛隊看護師になるためには自衛隊の衛生科に所属することになります。
自衛隊看護師になる方法
自衛隊に所属するためには年齢制限があります。
これは自衛隊看護師でも同様であり、看護師免許がある人の場合には36歳未満が対象です。
看護師免許が無い場合には18歳以上27歳未満が応募の条件となります。
防衛医大の看護学科から自衛隊看護師を目指す場合には21歳未満が対象です。
新卒として防衛医大から自衛隊看護師になることもできますが、すでに看護師免許を取得して病院勤務をしてから自衛隊看護師になることもできます。
ただし、年齢制限があることを考えると自衛隊看護師になりたい場合には早めに決断することが望ましいです。
自衛隊看護師になるための資格
自衛隊看護師になるためには看護師資格は必要ありません。
これは自衛隊に入隊してから看護師免許が取得できるためです。
とはいえ看護師免許を持っていると年齢制限の幅が広くなり条件も有利になります。
そのため先に看護師免許を取得しておくほうが自衛隊看護師の道が近くなる可能性が高いです。
年齢制限を満たしていれば新卒である必要もありませんし、特殊な経歴もひつようありません。
看護師経験があるからといって優遇されるわけではなく、あくまでも看護師免許を取得していることで年齢制限の幅が広がり挑戦しやすくなるだけです。
とはいえすでに看護師経験があると合格して研修を受けている際に内容が理解しやすくなったり、仕事を始めてから即戦力として働ける可能性はあります。