看護師の副業

副業を始める前に確認すること

副業を容認する企業が増えているため、これまでになく副業に対する関心が高まっています。
経済的余裕が持てるだけでなく、副業を持つことで仕事以外の分野でキャリアを積めたり、新しいことにチャレンジできるなど副業にはメリットがたくさんあります。
忙しい看護師にもできる副業はあるのでしょうか。

まず、勤めている病院が副業を容認しているか確認しましょう。
民間のクリニックなら副業を認めているところもありますが、公立の場合は公務員になるため副業は国家公務員法により禁止されています。
隠れて副業をすると解雇されるので、必ず規則に従ってください。
就業規則になければ、庶務課などに問い合わせて病院と交渉してみるのもいいでしょう。

せっかく看護師資格があるのですから、資格や知識、経験を活かして費用対効果が高い副業を選ぶべきです。
看護師だからこそできる副業を選べば、収入アップにつながります。
たとえば、ストアカを利用して講座を開いている看護師がいます。
美容や健康系の口座は人気がありますし、オンライン講座にすれば夜勤や多い看護師でも仕事と両立できます。

クラウドソーシングのサイトを利用し、医療系の記事を書いている看護師もいます。
看護師のスキルとノウハウを活かせば、高単価の仕事を獲得できるかもしれません。
スポーツ大会やコンサートなどのイベントの際に救護室で働くイベント看護師や旅行に同行するツアー看護師は、単発で働けるうえ高収入なので人気があります。

ツアー看護師として海外旅行に同行したという看護師もいます。
ツアー看護師の場合は数日の勤務になるので、長期休みを利用して行えるでしょう。
単発や短期で働きたいなら、検診センターまたは学校や企業の検診をサポートする検診看護師もおすすめです。

看護師と両立するには

時間的に不規則で忙しい仕事ですし、体力を使う仕事なので、副業はなるべく体力を使わずにできるものを選ぶのが両立のポイントです。
そのため、都合の良い時間にできる、単発の仕事や在宅ワークを副業に選ぶケースが多いようです。

単発の仕事や在宅ワークの場合は、企業に出向いて面接がないというのも大きなメリットになります。
副業に時間がとられると、休む時間がなくなりますし、体力的にも精神的にも負担が大きくなるので自分のスケジュールや体力を考えるようにしましょう。

本業と両立して副業する場合、確定申告を自分でする必要があります。
病院が年末調整をしてくれているので、普段は自分で確定申告する必要がない人、自分で確定申告した経験がない人にとっては負担に思えるかもしれません。
副業のメリットとデメリットを事前に考えてみたうえで、始めてみましょう。