ギャングエイジとは
ギャングエイジというのは小学3年生から4年生、9歳から10歳の子どもに見られる反抗期のことです。
10歳の壁や小4の壁とも言われます。
ギャングエイジは発達段階や子供の精神面での成長に大きな意味のあるものとされているものの一つです。
体も大きくなってきて自己肯定感を持ち始める時期であるものの、発達の個人差が大きく出る時期であるため劣等感も出やすくなります。
そのような時期であるため子どもの自立心を育てながら子どもたちだけのコミュニティで人間関係を築きながら、親元を離れていく準備を進める時期でもあるのです。
ギャングエイジの特徴
ギャングエイジはある日突然起こることがあります。
今までとは態度が全く違うため初めは動揺する保護者が多いです。
しかし数日様子がおかしいことでギャングエイジだと気付くことができます。
最も多い行動が突然口答えをしたり悪い言葉を使ったりすることです。
保護者や先生といった大人に向けてだけでなく、場合によっては同級生や下級生などに対していじめや意地悪をすることもあります。
他にも子どもたちだけでの行動をとりたがりやすいです。
仲間同士での約束や秘密を作ったり、大人の見えないところで子どもたちだけで行動したりすることも増えます。
ギャングエイジの子どもとのかかわり方
ギャングエイジの子どもとのかかわりで最も大切なのが子どもの意見をしっかりと聞くことです。
宿題をしない、言うことを聞かないなどの行動にも多くの場合には理由があります。
そこでただ頭ごなしに叱るのではなく、きちんと理由を聞くようにしましょう。
ギャングエイジの場合には子どもに対してきちんと耳を傾けることによって子供は安心感を得られます。
安心感を得ることによって子どもの行動は変えられるのです。
とはいえただ話を聞いているだけではなく注意をすることも必要になります。
そこで、まずは話を聞くようにして子どもを安心させた後に大人としての意見を伝えるようにしましょう。
子どもも話を聞きやすく、一方的に叱るよりも意見を受け入れやすくなります。
ギャングエイジになると子どもたちは自分たちだけの秘密を持ちたがりますが、親としてはどうしても不安になるものです。
しかしあまりにも子どものことを詮索しすぎると子どもたちは息苦しくなってしまいます。
そこで適度に子どもたちに自由な部分を作ることを心がけましょう。
もちろん危ないことには注意をするべきです。
しかし学校での出来事を根掘り葉掘り聞くようなことをしたり、友達付き合いを管理するために持ち物や机の中をチェックしたりするようなことはしないようにします。
あまりにも干渉しすぎるとギャングエイジには逆効果です。