きちんと身につけておきたい食事マナー
子どもがおおきくなってくると、友達とのランチや保育園や幼稚園の給食といった家族以外との食事の場面が増えてきます。
食事の場面で気になるのが食事マナーです。
マナーが悪いとしつけができていないと思われるだけでなく、食べ方が汚いと思われてしまうこともあります。
食べ方のマナーは日々の習慣です。
そのため大人になってからはなかなか直すことができません。
将来子どもが恥ずかしい思いをしないためにも普段の食事から正しい食事マナーを教えるようにしましょう。
身につけておきたい箸の持ち方
食事をする際に身につけておきたいのが正しい箸の持ち方です。
子どもに持ち方のポイントを伝えるのも難しいですし、一度間違えて覚えるとなかなか正しい方法に変えることができません。
正しい方法を身につけるコツの一つが子どもにあった箸を選ぶことです。
手の大きさに合った箸を選ばないと持ちにくくなってしまいます。
箸を選ぶ際には親指と人差し指を90度に大きく開いた長さの1.5倍の長さが望ましいです。
箸を持つ際にはいきなり2本を持たせようとしてもうまくいきません。
そこで最初に親指以外の指を動かす練習をすること、次に下の箸を持つ練習をするようにします。
下の箸だけ持てるようになったら上の箸を鉛筆と同じように持って上の箸だけ動かせる練習をすれば箸の持ち方も使い方も理解がしやすいです。
子どもへの食事マナーの教え方
子どもに食事マナーを教えようとしてもなかなかうまくいかず苦労する人は多いです。
マナーを身につけさせるのはいくつかのコツがあります。
まずは一度にいろいろ注意しないことです。
注意をしたいときには一つだけに絞るようにします。
小さい子どもにとっては食事をするだけでも大変です。
そのため一度にいろいろなことを注意しても頭に入りません。
せっかくの食事でいろいろと注意されてしまうと食事もつまらないものになってしまいます。
食事を少しでも楽しいものにするためにも注意することを一つに絞り、一つのことを身につけたところで新しいマナーを教えることを心がけるようにしましょう。
お互いに楽しく食事をするためにも一つに絞って他は目をつむるようにすると、大人も楽に食事ができるようになります。
子どもが間違えたマナーを身につけている中には敢えて大人が真似をするのも効果的です。
客観的にみると子どもも恥ずかしい食べ方であることが理解しやすく、正しい食べ方を身につけようという気持ちが芽生えます。
子どもに見せるときにもあまりにも厳しい言い方をしたり、雰囲気の悪くなる言い方をしてしまうと食事がつまらないものになるので優しく諭すような言い方を心がけると子どもにも伝わりやすいです。